北陸・坂井市は3月に入ってもどんより冬空が続いています。
私は週末畑で草むしりをしながら去年の「夏の失敗」を思い出していました。
そう、あの「大葉とゴーヤが茂りすぎて、収穫できなかった事件」です。
1年目の夏、私は「たくさん育って嬉しい!」と喜んでいました。 でも、気づけば庭は足の踏み場もないほどの密林に……。 あんなに勢いよく育ったのに、結局まともに食べられたのはほんの少しだけだったんです。
「せっかく育てたのに、どうしてこうなったんだろう?」
今回は、1年目に「ただ放置してしまった理由」を振り返り、2年目の夏を賢く乗り切るための「引き算の作戦」をまとめてみたいと思います。
1. 1年目の失敗:良かれと思った「放置」が招いた結果
家庭菜園を始めたばかりの頃、私は「大きく育てば育つほど、収穫も増える」と思い込んでいました。でも、実際は逆だったんです。

- 大葉:収穫時期を逃して、虫に食べられた
大葉は放っておいても勝手に育つので、ついつい後回しにしていました。 気づいた時には「わっさわっさ」と茂りすぎていて、どれが新しい葉っぱなのか分からない状態に。さらに、葉が重なり合って風通しが悪くなったせいか、中の方は虫食いだらけ。結局、きれいな葉を探すのが大変で、収穫する気を失ってしまいました。
- ゴーヤ:実は数個。あとはツルが伸びただけ
「グリーンカーテンにしたい」という思いから、ツルをひたすら伸ばし続けました。 確かに見た目は立派になりましたが、肝心の実は思ったほど成らないんです。 やっと成った実を「もっと大きくなるまで」と待っていたら、腕ほどもある巨大なゴーヤが数個。それを収穫して満足していたら、その後は新しい実がパタリとつかなくなってしまいました。
2. わかったこと:なぜ「引き算」が必要なのか?
ネットや本で調べてみて、去年の失敗の理由がようやく見えてきました。
- 大葉の「密集」が虫を呼んでいた
茂りすぎた状態は、虫にとって隠れ家になりやすいようです。 さらに、収穫をためらって放置したことで、葉がどんどん古くなり、一番おいしい時期を逃してしまっていました。 - ゴーヤの「株疲れ」
実を大きくしすぎると、植物はその一粒にすべてのエネルギーを注ぎ込んでしまいます。 大きな実を育て切った植物は、いわば「出し切った状態」になり、次の花を咲かせる体力が残っていなかったようです。
3. 2年目の攻略作戦:勇気を持って「切る・早く収穫する」
2年目のテーマは、あえて**「成長を止めること」**に決めました。 「引き算」をすることで、長く、きれいに収穫できるかどうかの実験です。
🌿 大葉の攻略法: 「わっさわっさ」になる前に
- てっぺんを切る(摘心): 背丈が20〜30cmになったら、てっぺんを切り落とします。
- 脇芽を増やす: 上に伸ばすのではなく、横に枝を広げることで、風通しを良くし、虫の発生を抑えます。
- こまめに収穫: 「まだ早いかな?」と思うくらいで、どんどん収穫していくのが一番きれいに保てるコツだとわかりました。
🥒 ゴーヤ攻略: 「巨大化」より「数」を狙う
- 若いうちに収穫(15cmの勇気): 「もっと大きくなるかも」という欲を捨てて、15cmくらいで収穫します。これにより株を疲れさせず、次々と新しい実をつけさせる作戦です。
- 子ツルを育てる: 親ツルを早めにカットして、実がつきやすい脇のツルを増やす。これが収穫量を増やす秘訣のようです。
4. 2年目からの菜園攻略: 「欲」を引くと「豊かさ」が増える
今回のリサーチで学んだのは、「植物も人間も、無理をさせすぎないのが一番」だということでした。
1年目の私は、実を大きくすることや、ツルを長く伸ばすことが正解だと思っていました。でもそれは植物にとっての「心地よさ」ではなく、私の「もっと収穫したい」という欲だったのかもしれません。
2年目の夏は、長靴を履いて、ハサミもしっかり手に取ろうと思います。 「欲張らなくていいよ、ゆっくり長く付き合おうね」 そんな気持ちで、茂りすぎた葉や実を「引いて」いく。一見、もったいないように感じるそのひと手間が、結果として秋まで続く豊かな食卓を作ってくれるはずです。
5. まとめ:北陸の夏を「密林」にしないために
北陸の夏は、湿度が高く蒸し暑いのが特徴です。 だからこそ、この「引き算(風通しの確保)」は、病気や虫を防ぐためにも欠かせない攻略ポイントだと考えました。
3月の今からできることは、カレンダーに「大葉のてっぺんを切る日」をメモしておくことです。
次回の最終回は、「いちごの甘さを決める、春の最後のひと仕事」について。よかったら家庭菜園での「失敗」コメントで教えてください!
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