3年半で10kgの減量に成功。体脂肪率15%まで絞ったのに、なぜか血圧が150まで跳ね上がった。体重減少と血圧上昇が交差する「デッドクロス」の謎を解くべく、2026年2月に徹底的なセルフデータログを開始。50代の「オトナのじゆう研究」が始まります。

42ヶ月の歩み:73kgから63kgへ。体脂肪率15%への道のり

2022年9月、私の肉体改造は静かに始まりました。
今日まで42ヶ月、約3年半という月日を一日一日の積み重ねで歩んできました。振り返れば、その道程は私の身体だけでなく、自分自身への向き合い方をも変える長い旅だったように思います。その計測結果をnotebooklmでまとめてもらいました。

開始当初、73kg台だった体重は、現在63kg台。ジャスト10kgの減量に成功したことになります。TANITAの体組成計で計測を続けた体脂肪率もかつての19%台から、現在は15%前後を安定して推移するようになりました。「脂肪を削ぎ落とし、必要な筋肉を守る」。50代という年齢を迎え、今後も「動ける体」を手に入れたいという目標があったからです。

この3年半は決して平坦な一本道ではありませんでした。
どれだけ激しい練習を積んでも、どれだけ食事をストイックに制限しても、ピタリと数値が動かなくなる「原因不明の停滞期」に何度も直面しました。北陸の厳しい冬、冷たい風の中で走りながらも変わらない体重計の数字を見て、もどかしさに押しつぶされそうになったこともあります。

それでも淡々と計測を続け、試行錯誤を繰り返す中で、何かの拍子でふと体重が落ちていく不思議な瞬間を何度も経験してきました。原因がわからない停滞と、唐突に訪れる変化。その繰り返しを経てたどり着いたのが、今の63kgという数値です。自分自身の身体をコントロールする術をようやく手に入れた。そう確信していた矢先、予想もしなかった「逆転現象」が起きたのです。

予想外の動き:体重減少と血圧上昇が交差した「あべこべ」

今日の記事はこの逆転現象についてです。
2025年の後半から、私のヘルスケアデータに奇妙な異変が現れ始めました。
体重計の針は、私が理想とする右肩下がりをしっかりと維持している。それなのに、血圧計の数値だけが、まるで体重と反比例するかのように右肩上がりへと転じたのです。

一般的に「痩せれば血圧は下がる」と言われます。私自身もその常識を疑ったことはありませんでした。しかし、私の手元にあるスマートフォンに蓄積されたグラフは、冷酷な現実を突きつけていました。体重のラインが下がり、血圧のラインが下がらずむしろ昇っていく。その二つが交差し、血圧が「高い」とされる警戒領域へと突き抜けていく。私はこの現象を、密かに「血圧デッドクロス」と呼んでいます。(下のグラフの黄色丸)このログを始めたきっかけのも血圧が上がったからで実はログの前は上が150ほどあったため通院して薬を飲んでいます。薬で落ち着かせてこのグラフです。

最高血圧は140mmHgを超え、最低血圧も95mmHg。
3年半の努力の結果、見た目は引き締まり、脂肪は落ちたはずなのに、血管の内側では一体何が起きているのか。医師から処方された薬を飲み、塩分には細心の注意を払い、日々のトレーニングも欠かさない。これほど「やっているつもり」なのに、数値が裏切り始めるもどかしさは、過去に経験したどんな体重の停滞期よりも深い困惑と不安を私にもたらしました。

身体のサイン:数値が語る前の「キーン」という高い耳鳴り

この「あべこべ」な現象は、単なる数字上のバグではありませんでした。
私の身体は、数値として可視化されるよりも先に、明確なサインを発していたのです。

日常のふとした瞬間、耳の奥で「キーン」という高い音が響くことがあります。
仕事に集中している時、あるいは買い物をしている時。場所を選ばず、その音は私の意識を捉えます。この耳鳴りが聞こえるとき、私は「今、血圧が上がっているな」と直感的に察します。そして実際にHUAWEI WATCH D2を腕に締め直し、加圧して計測すると、案の定、高い数値が画面に表示されるのです。

「薬は飲んでいる」「食事も節制している」「運動も十分にしている」。
…つもり。

自分の頭の中にあるチェックリストをすべて埋めても、この耳鳴りを止めることはできない。何か決定的なピースが、パズルの最後の一枚が欠けているのではないか。そう考えざるを得ない日々が続きました。

2026年2月。自分をまるごと観察するための計測器たち

そこで私は、2026年の2月を徹底的に記録してやろうと決め、自分の身体を徹底的に数字で見える化することにしました。曖昧な「やっているつもり」を完全に排除し、身体の中で起きている真実を炙り出すため、信頼できる3つの計測器をフル稼働させました。

  • HUAWEI WATCH D2:手首での正確な加圧測定が、私の「現在地」を教えてくれます。運動や睡眠のログもこれ一つ。
  • カロミル:食事をログして、摂取した塩分、そして排出を助けるカリウムのバランスをグラム単位で可視化。
  • TANITA(体組成計):体重だけでなく、筋肉量や内臓脂肪の細かな変化をミリ単位で把握。

朝起きてから眠りにつくまで、食べたもの、動いた距離、心拍数、そして耳鳴りの有無。すべてを記録し、客観的なデータとして並べてみる。そうすることで、これまでの成功体験の影に隠れていた「死角」が見えてくるはずだと信じたのです。

福井桜マラソン完走へ。60kg以下の身軽な体で駆け抜けるために

私がここまで数値に執着し、自分を追いかけるのには、明確な目的があります。
それは、単に健康診断の結果を良くするためでも、数値を正常値に収めるためだけでもありません。

来年に控えた地元の「福井桜マラソン」でフルマラソンを目標にして、今年5月の「大野名水マラソン」のハーフで心地よい風を感じたい。そのために、体重を60kg以下まで絞り込み、心臓や血管に過度な負担をかけない「しなやかな老体」を完成させたいのです。

すべては記録などを目指すのではなく今後の人生を楽しむため。

50代「オトナのじゆう研究」は、ここからが本番です。
「頑張っているのに結果が出ない」と嘆くのではなく、データが示す「なぜ?」をたのしみながら、本当の解決策を見つけ出す。2026年2月の見える化を経て、私の身体がどう変わっていったのか。その試行錯誤のプロセスを、これからすべて公開していきます。

次回:微かに耳の中で響く音。身体が発していた本当の悲鳴

血圧140を記録する時、耳の奥で執拗に鳴っていた「キーン」という音。
次回は、この身体のサインと実測値がいかに残酷にリンクしていたのか、そして調査開始早々に見つけた「意外な落とし穴」について詳しくお話しします。


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です